歯車。
「自分は組織の歯車。」
「歯車だから替えがきく。」
たまにそう考えることがあります。
皆さんもご存知かと思います。
最近になって、この本を読んだことを思い出しました。
読んだのは、10年くらい前だと思います。
なぜ読もうと思ったのかは、ナゾです。
もちろん、数学的なことは、まったく理解できませんでした。
しかし、”フェルマーの最終定理”が証明されるまでのプロセスやアンドリュー・ワイルズの生き方などが描かれており、最後まで興味深く読んだ覚えがあります。
この本の中で、”谷山ー志村予想”というものがでてきます。
これまた、内容はまったくわかりませんが、”谷山-志村予想”が、
”フェルマーの最終定理”の証明を現実のものとしました。
いわば、”谷山ー志村予想”という替えがたい歯車が、”フェルマーの最終定理”を証明する大偉業へと導いたと言えます。
「自分は組織の歯車。」
「歯車だから替えがきく。」
たまにそう考えながらも、同じ歯車の一つとして働くのであれば、少しでも何かを成し遂げたいと思いますし、
「”この人でなければ”、”他に替えがきかない”そんな歯車でありたい。」
この本を読んだ頃を思い出しながら、そう思いました。