hanamameizumiの日記

日常的に考えていること。

優という漢字

あまり関係ないかも知れませんが、今、テレビで話題になっている「旧優生保護法」についてふとある考えが浮かびました。

「優」という漢字には、”やさしい”と”すぐれている”といったまるで異なる意味があるということです。辞典で調べると「優」の成り立ちである「憂」は、人が悲しんだり、悩んだりしている姿を表す象形文字だそうです。

すると、「優」という漢字は、悲しんだり悩んだりしている人に寄り添うことを表しているのでしょうか。すると「優しさ」とは、悲しんだり悩んだりしている人に寄り添う行為を指すのでしょうかね。

その一方で、「優れている」はどうでしょうか。その意味は、何か人より秀でている、勝っているといった意味で使われると思いますが、そうなると「優」の成り立ちからはなぜそのような意味になるのか疑問が残ります。

それはさておいて、なぜ「旧優生保護法」にこの「優」という漢字が使われているのでしょうかね。これが適当な漢字だったのかも知れませんが...

「旧優生保護法」について、ここで私見を述べるつもりはありませんが、この法律に使用されている「優」が果たして、”優しい”のか”優れている”のかどちらの意味を持つのだろうかと考えてしまいました。