鏡の中の世界
今日、ふと職場にある鏡を見ると、何か不思議な感覚にとらわれました。
「鏡の中に自分たちが住んでいる世界と同じ世界がある」と。
精神的に疲れているわけではないと思いますが(たぶん)、なぜかそう思いました。
鏡の中に世界なんかあるはずがないと分かっていても、感覚的にそう思ってしまうのはなぜでしょうかね。
以前「チコちゃんに叱られる」で、鏡の話が出ていました。”なぜ鏡は左右逆に見える?”というもの。答えは、”分からない”とのことでした。
鏡に映った世界をどう解釈するのかは、人それぞれで、なぜそうなるのかはっきり分かっていないのだそうです。
「鏡の国のアリス」という有名な本がありますが、作者であるルイス・キャロルの発想はすごいと思います。
職場や学校、世の中には実に様々な人たちがいます。いろんな人たちが、それぞれの考えを持って生きています。
私から見ると、ある人は”ちょっと変わった人だな”と映り、私以外の人から見ると”普通の人”に映る。また、ある人から私を見ると、”ちょっと変わった人だな”や”普通の人”に映るかも知れません。
現実の世界はたったひとつ。でも、その見方は、それこそ十人十色。そして、その人にとっては、それが”真実の世界”なのでしょうか。
ちょっと偏った考え方だとは思いますが、「多様性を認め合う社会」には、そんな考え方も必要では、と思っています。