働き方改革。
タイムカードの歴史は、意外と古く19世紀には存在していたそうです。
タイムカードが勤怠管理に果たす役割は大きく、労使間でのトラブル回避の一翼を担っているものと思われます。
また、正確に出退勤が管理できるタイムカードは、「働き方改革」にとっても重要なツールであると思います。
一方で、1分単位で管理される勤務時間。
1分でも過ぎると、超勤手当や代休の話になる。
極論ですが、”たったの1分”で時としてギスギスしたやり取りを強要され、
それがきっかけで徐々に人間関係が悪くなる場合もある。
物事には、長所短所があり、一括りで”これはこうだ”と結論付けることはできないと思います。「働き方改革」についても、拙速な結論は避けて、多面的な議論をしていかなくてはならないと思います。
しかし、どんなに優れた発明でも、用いる人が悪用すれば悪い結果になるし、良いことに使えば良い結果になる。
同じように、「働き方改革」についても、労使がどのように考え、用いていくのかで結果は違ってくるのではないか。
退勤時間を1分過ぎたタイムカード機の前で、なんとなくそう思いました。