hanamameizumiの日記

日常的に考えていること。

もも闘病日記④

9月11日(月)曇り時々晴れ

”最後まで諦めずに戦う”と気張っていたが、ついに、ついにその時がきてしまった。

いろいろ試したが、食事がほとんどとれなくなってきたのだ。このまま弱っていくのを待つだけなのか。

悩んだ結果出した結論は、「胃ろう」だった。しかし、先生からは、「レントゲン写真では、左の肺が真っ白になっており、ほとんど機能していない。肺がんの進行は思ったより早く、胃ろう手術のため全身麻酔を冒すリスクをとっても、延命につなげるのは難しい」と言われた。

でも、諦めきれずに、より負担の少ない喉から栄養を入れる方法を選択することとなった。

後日、手術を行う予定で帰宅した。

ところが、その日からモモの体調が悪くなり、呼吸状態も悪くなった。

ここにきてやっと、「このまま最後まで看取る」決断を下した。

次の日、少し落ち着いたモモのそばにいて、泣きそうになるのを堪えながら様子をみていた。

そうしたら、モモと目が合った気がして、その時「よく頑張ったな。大丈夫もうこれ以上は頑張らなくていいよ。」と伝えた。

それから、様々な思いが交錯したが、ようやくすっきりした気持ちになってきた。そうしたら、モモもなにか元気を取り戻したみたいに見えた。

悲しくないと言えば噓になるが、最後までモモが穏やかに過ごせるように看取っていくのが、最後の務めだと自信を奮い立たせた。

先生からは、「水だけでも1週間から1か月生きる子もいる」とのことだったので、モモがいつ逝ってしまうかは分からないが、最後までしっかりモモの姿を見届けていこうと思う。